お知らせ
中小企業経営診断シンポジウムにおいて松田博史(当会会員)が 「日本中小企業診断士協会連合会会長賞」を受賞しました。
2025.11.10 投稿
中小企業経営診断シンポジウムにおいて松田博史(当会会員)が「日本中小企業診断士協会連合会会長賞」を受賞しました。
2025年11 月5日 東京ガーデンパレスで開催された中小企業経営診断シンポジウムの第一分科会(中小企業診断士による経営革新支援事例論文発表)において、松田博史氏(当会会員)が、「日本中小企業診断士協会連合会会長賞」を受賞したことをお知らせします。
発表内容:自治体の課題に合わせた「事業者支援パッケージ」の確立
受賞内容:中小企業診断士協会会長賞
開催日:2025年11月5日(水)
会場:東京ガーデンパレス 〒113-0034 東京都文京区湯島1-7-5
https://chusho-sympo.jp/program.html
今回、松田氏の発表テーマ「自治体の課題に合わせた「事業者支援パッケージ」の確立」は、大野市から当協会が受託した土産品等の商品開発事業を事例としたもので、中小企業の実態に即した実践的な支援事例として高く評価され、地域に根差した中小企業支援の模範となるものとして、この度会長賞の受賞にいたりました。
松田氏は、長年にわたり福井県内の中小企業・小規模事業者に対して、経営改善、事業承継支援、創業支援など幅広い分野で実務支援を行っており、今回の受賞はその地道な取り組みが全国的に認められたものです。
■松田博史氏の受賞コメント:
「本支援事業では中小企業診断士4 名がチームとなって取り組みました。この度の受賞は、そのチームメンバーや大野市、そして市内事業者の協働による成果だと感じております。地域資源を生かした高価格帯商品の創出を通じて、地方から全国に支援モデルを発信できたことを大変嬉しく思います。これを励みに、人口減少問題に直面した地方で奮闘する事業者の支援に邁進してまいります。」
(参考)当協会会員の受賞歴について
・2015年 川嶋正己 中小企業庁長官賞
支援機関診断士のチームによるハンズオン経営革新支援~「福井モデル」の確立~
・2016年 加藤永俊 中小企業診断士協会 会長賞
紙1枚にまとめる「経営革新支援」フレームワーク~事業計画の「見える化」と実践的ロジカル思考技術の習得~
・2020年 川嶋正己 中小企業診断士協会 会長賞
ICCO(イコー)分析~観光戦略立案のための新フレームワーク~
・2023年 川嶋正己 中小企業基盤整備機構理事長賞
支援者のための中小企業のSDGs経営導入プログラム~持続可能な中小企業 経営のためのマニュアル第一章~
・2025年 松田博史 日本中小企業診断士協会連合会 会長賞
(今回) 自治体の課題に合わせた「事業者支援パッケージ」の確立
※直近10 年で同一協会から4回目の受賞は、会員数5,000 名を超える東京都協会に次ぐもので、会員数100 人未満の県としては異例の実績となります。(当福井県中小企業診断士協会会員数は96名)
(参考)【第一分科会の内容】
論文発表①:経営課題に“順番”をつける技術 ―対話と共感を通じた「課題設定型支援」の実践アプローチ―
発表者:谷川 大致(一般社団法人 東京都中小企業診断士協会・沖縄県中小企業診断士協会)
発表概要:不確実性が高まり、先の読みづらい現代において、中小企業診断士に求められる役割、「課題の解決者」から「課題の設定者」へと進化している中で、経営者の内発的な気付きを起点に、課題の構造化と順位付けを行うことで、優先順位を明確化する支援プロセスについて発表が行われた。
論文発表②:地域資源を活用した外国人によるインバウンド向けビジネスの構築 ―経営自走ツール活用による外国人創業支援事例―
発表者:溝淵 博志(一般社団法人 愛媛県中小企業診断士協会・香川県中小企業診断士協会)
発表概要:昨今、インバウンド観光客が年々増加する中で、外国人顧客ニーズに対応したサービスの提供および集客策の立案・実践が必要とされる中で、人口減少や高齢化が進む地方における外国人におけるインバウンド向けビジネスの構築とその伴走支援事例の紹介が行われた。
論文発表③:5つの障壁を乗り越える伴走支援の実践と成果 ~事業承継を契機に進む企業変革~
発表者:細野 祐一(一般社団法人 東京都中小企業診断士協会・千葉県中小企業診断士協会)
発表概要:近年の事業環境の変化が激しい中で、企業が自ら課題解決の力をつけ環境変化に対応し続けるために伴走支援の重要性が高まっている。「経営力再構築伴走支援モデル」として、課題設定型コンサルティングにおいては、対話⇒気づき・腹落ち⇒内面的動機付け(課題設定)⇒課題解決を繰り返すことが重要であるとともに、伴走支援においては5つの超えるべき壁が存在し、おの5つの壁の乗り越え方におけるアプローチ方法について発表が行われた。
論文発表④:自治体の課題に合わせた「事業者支援パッケージ」の確立
発表者:松田 博史(一般社団法人 福井県中小企業診断士協会)
発表概要:行政支援に関する支援スキームのパッケージ化に関する提案が行われた。具体例として、福井県大野市への支援として、①セミナー~②勉強会~③個別相談会~④発表会という一貫した支援スキームをパッケージ化することが重要であり、このパッケージ化されたスキームを各自治体別や各事業課題別の支援パッケージとして提案していくことが支援効率や支援効果が得やすいことを提案した。
論文発表⑤:新規事業立上期における市場ニーズ把握とターゲット像の深化
発表者:秋田 舞美(一般社団法人 東京都中小企業診断士協会・千葉県中小企業診断士協会)
発表概要:VUCAの時代において経営環境はめまぐるしく変化し、企業は市場適応と新事業開拓の双方に間断なく取り組んでいく必要がある中で、新市場への進出を行う際の市場調査のタイミングや調査時の時期にって情報量が異なること、その情報量の多さによって市場ニーズの解像度が高まること、それに応じた柔軟な販売戦略の見直しが重要であることを発表した。
詳細につきましては、添付のプレスリリース文をご覧ください。