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10月例会の開催報告
2025.11.01 投稿
10月31日に、例会を開催しました。平日夜の開催ではありましたが、30人弱の方にご参加いただきました。
日時:令和7年10月31日(木) 18:30~
会場:福福小屋(ハピリン2階 福福館の奥)
講師:
廣瀬企業診断合同会社 代表 廣瀬 和宏 氏
株式会社Etto 代表取締役 皆川 陽一郎 氏
NPO法人福井県情報化支援協会 理事長 栃川 昌文 氏
[1]「補助金を活用した事業者の支援事例発表」(廣瀬企業診断合同会社 代表 廣瀬 和宏 氏)
当会会員でもある廣瀬診断士による補助金を活用した支援事例についてお話しいただきました。
自己紹介から独立同時のエピソード、 廣瀬企業診断合同会社の3つの事業所(武生駅前、金沢営業所、武生商工会議所内)の紹介、講師自身が手掛ける事業(冷凍食品専門店、喫茶店、一棟貸しゲストハウス)の紹介。
企業の成長段階に合わせて行った補助金サポート(石川県の精肉業者の支援事例)などについて語っていただきました。
ご自身も企業支援以外の事業を手掛けられているからこそ、物価高騰や賃上げが事業者経営に与える影響を肌で感じられること。
また事業を行う際に、自分自身も補助金を積極的に活用して事業を成長させていることなど、大いに刺激をいただきました。
補助金活用のプラス効果として、県や公的機関の後ろ盾(支援)が得られることも大きいこと。公的な支援機関が補助金を通じて支援しているという事実が、さらなる応援や他の補助金採択にも繋がる好循環を生むとのこと。私自身もそうしたメリットに改めて気づかせていただきました。
経営コンサル事業にとどまらない廣瀬診断士の更なるご活躍を心よりお祈りしております。
[2]補助金情報の専門家による「中小企業診断士の方々へ期待すること」(株式会社Etto 代表取締役 皆川 陽一郎 氏)
皆川講師には、幅広い補助金の情報を収集するお立場から、中小企業診断士はある程度よく把握している経済産業省以外にも、国土交通省、農林水産省、内閣府など今後に向けて注目されている補助金情報をピックアップして、詳しくご紹介いただきました。また、補助金の活用に向けた手順などもステップごとに解説いただき、中小企業診断士との連携についても期待している旨のコメントをいただきました。企業支援、地域支援と、今後中小企業診断士が活躍の場を広げるきっかけにも活用できると感じました。
皆川講師は、補助金活用に向けてサポートサービスも行っているとのことでしたので、関心のある方はご連絡されると良いかと思います。
[3]「ITコーディネーターについてのご紹介」(NPO法人福井県情報化支援協会 理事長 栃川 昌文 氏)
NPO法人福井県情報化支援協会・理事長である栃川講師には、ITコーディネータ(ITC)制度について、その成り立ちや現状、取得に向けた手続き、中小企業診断士とのシナジーなどに関して解説いただきました。
ITコーディネータ(ITC)は、ITコーディネータ協会が認定する民間資格であり、経済産業省の推進資格でもある。1999年頃、日本企業のデジタル化の遅れが経済発展の足かせになるとの懸念から、経営の視点からデジタル活用を推進する外部人材を育成するために創設。単にITツールを導入するのではなく、経営に役立つ形でデジタル化を支援することがミッション。
来年早々には、福井県でも資格取得に向けた演習などが予定されているとのことでしたので、ITコーディネータ(ITC)資格取得にご興味ある会員の方は、ぜひNPO法人福井県情報化支援協会お問い合わせいただければと思います。
例会委員会では、会員の皆様からいただいた声を基に定期的にイベントを開催しております。
引き続き、会員の皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。





